アプリ版価格:2200円プレイ
タイム:15時間
※現在はアプリの配信は停止しています
■ 『こなたよりかなたまで』
【作品紹介】
◆ストーリー
両親共に他界し天涯孤独の主人公・遥彼方は、自らも癌に冒され、余命幾許もない。
そんな彼の支えになっているのは、耕介と佳苗という2人の幼馴染だった。
彼方から病気のことを聞かされた耕介は、抗癌剤の副作用に苦しむ彼の面倒をよく見てくれる。
だが、彼方は自分に好意を寄せてくれている佳苗には病状を打ち明けられずにいた。
季節が晩秋から初冬へ、徐々に寒さを感じさせる折、そんな彼の前に突然金髪少女が現れる。
クリスと名乗るその少女は、永遠を生きる吸血鬼だった…。
美麗なグラフィックとまるでおとぎ話のような物語で織りなすビジュアルノベルゲーム。
選択肢によって各キャラクターとの感動のエンディングが迎えられます。
天涯孤独の彼方と吸血鬼クリスが繰り広げる、ささやかな物語。
シリアスノベル『こなかな』をこの機会に是非。
※公式から引用
【編集者レビュー】
もともとはPC版で2003年リリース。
2000年の「AIR」(key)
2001年の「家族計画」(ディーオー)
2004年の「CLANNAD」(key)
2005年の「車輪の国、向日葵の少女」(あかべぇそふとつぅ)
泣きゲーというジャンルが好きな人なら知らない人はいないであろうこれらの作品と同時期に発売された本作品。
この「こなたよりかなたまで」も負けず劣らず泣きゲーとしては最高傑作であると胸を張って言えます。
そんな「こなたよりかなたまで」がアプリでリリースされています!
ストーリーは主人公が癌という設定を読んでいただいた通り、
全体を通して重いです。
限られた命を、
残される大切な人たちとどう接しながら、
日々をいきるのか。
これを主軸に物語は進んでいきます。
とにかくキャラクターがかわいい!とか、
サスペンスやSFのようにドキドキハラハラするような展開も、
正直それほどありません。
それでも、
この作品が名作だと語り継がれるのは、
生きている限り私たちに付きまとう「生と死」を、
そして「どう生きて、どう死ぬのか」を、
真正面から受け止め、ノベルゲームという形でメッセージを発信しようとしたからだと思います。
キャラ絵やCG、演出については、
若干古く感じるかもしれませんが、
個人的は好きです。背景もきれいですしよく作られている印象です。
何より慣れです。
この絵になれてしまえば、同年代の伝説的泣きゲーも違和感なくプレイすることができると思います。
誰もに等しく訪れる「死」。
普段から自分はいつ頃死ぬから、
今をこう生きていこう。なんて考えている人はまずいないと思います。
それでも人生の節目節目でいつか考えるときがくるはずです。
そしてそれが今をもっと精一杯生きるきっかけになるかもしれません。
あなたにとって、
このゲームがそのきっかけになれば幸いです。
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